子どもの視界

子育てブログ

バス停での父子の会話

「なんで人間の目って色がわかるんだろう?」という子どもの言葉に、
「そうだね、なんでだろう、不思議だね」と父。
子どもの話は続きます。犬は白黒だけどカラーじゃないんだよとか、ピントが合わなくてジャラジャラ見える動物の話とか。
父もとても受け答えが上手で、「ヘーェ、そうなんだ」と。
最近の子どもはよく知ってるなぁと感心する私。
最後に、小学校一年生くらいに見えるその男児は、こう言いました。
「僕、真っ直ぐにみてるのにこの辺も見えるよ」と右手を60度くらいずらして振ってみせた。
チャイルドビジョンだ! と私の方が感動してしまいました。


チャイルドビジョンをご存知ですか?

幼児視界体験メガネといい、覗き込むと幼児の視界を体験できるメガネです。


こどもは大人と同じように世界が見えていると何となく思っているかもしれませんが、実はこんなに間違っていたのかと驚きます‼️
覗いてみた瞬間「せまい!」と思うでしょう。
それもそのはず、大人はまっすぐ前を見ていてもほぼ150度の視界がみえているのに、子どもは90度なのです。
そう、ちょうどカッパを着てフードを被った時、サイドが見えなくて不安ですね。突然何かが飛び出してきても対応できずぶつかってしまうような、、、。
視界の狭さは幅だけでなく高さも加わります。子供の視点は大人より低いですが、しかもその角度が70度と狭いのです。大人は120度です。上の方や足元はあまり見えていないということですね。

そんな子どもとお散歩するときには、道路を渡るときは「右見て、左見て、右見て!」 「足元よく見てね。石があるよ」
また、キョロキョロしている時には「前を向いて歩こうね」こんな言葉掛けがとても大切ですね。

バス停での親子の会話が素敵な世界へ連れて行ってくれました。

(小泉 左江子)

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